大学・専門学校等の学費をお得にする方法
どうも社畜のなべっちです。
今週はめずらしく土日ともお休みになりました!
時間が無限だと思っている人が同僚・上司だと大変ですよね。
無駄な資料作成に加え、細かい資料チェック、もっと本質をみて仕事をしてほしいと思うのですが、社畜ですので、そんなことはここでしか言えません。
さて、今回は大学・専門学校などの入学金・授業料などをお得にする方法を紹介します。所得制限があるので、対象になる人は限られますが、対象になるとすっごくお得な方法なのです。
その方法は、高等教育の修学支援制度という文部科学省所管の制度の利用です。
この制度の何がすごいかと言いますと、最大で次の金額が減免になります、
- 入学金 約26万円(入学時のみ)
- 授業料 約70万円(毎年)
さらに、給付金も貰えます。
- 給付金 91万円(自宅外通学者・私立大学)
合わせると1年間で180万円程度の支援額になります。めちゃくちゃ有難いですね。
目次
高等教育の修学支援制度とは
しっかりとした進路への意識や進学意欲がある学生であれば、家庭の経済状況に関わらず、大学、専門学校に進学できるチャンスを確保するという名のもと、文部科学省が実施している制度です。
この制度により、前述のように給付金が貰える他、入学金・授業料が減免になります。
給付金、減免額は、学校の種類や自宅通学か自宅外通学かにより、下の図のように変わってきます。
この制度を利用できれば、かなり経済的に楽に進学できますよね。しかも、この給付金と減免額は返還不要なのです。なべっちの時代は日本学生支援機構(当時は日本育英会でした)で奨学金を借りるしかありませんでしたし、これは将来返還しなければならないものでした。
卒業と当時に数百万も借金を負うことになり、大変な足かせでした。
令和2年から始まった制度ですので、まだ最近ですが、良い時代になったものですね。
しかし、この制度は誰でも利用できるわけではなく、利用者の条件があります。
世帯収入や資産の要件を満たしていることが条件になります。
世帯収入(給与所得者)については、次の表をご覧ください。
両親、本人、高校生という4人世帯で見てみると、制度を利用できる年収は約461万円以下になります。第3区分という区分は、先に紹介した給付金・減免額が3分の1になります。第2区分は3分の2、第1区分は3分の3 つまり満額になります。
〇所得制限表(単位:万円)
世帯人数 | 世帯構成 | 第1区分 | 第2区分 | 第3区分 |
---|---|---|---|---|
2人 | 本人・母 | 229 | 332 | 402 |
3人 | 本人・母・高校生 | 289 | 391 | 457 |
4人 | 本人・両親(片方無収入)・高校生 | 295 | 395 | 461 |
資産要件は、学生本人と生計維持者(2人・両親)の資産額が2,000万円未満であることです。生計維持者(1人・ひとり親)の場合は、1,250万円未満になります。
ここでいう資産には、建物や土地といった不動産は入りません。
文部科学省の紹介ページはコチラ → 高等教育の修学支援新制度:文部科学省
対象外になる人もあきらめないで
収入要件から外れてしまい、制度の対象外となった場合でも、毎年、制度利用を申し込むことができますので、所得控除額を増やしたり、年収を抑えることで利用できる可能性があります。
簡単に増やせる控除は、小規模企業共済等掛金控除です。この控除はiDeCoへ掛金を拠出することによって、増やすことができます。
例えばiDeCoに月2万円拠出すれば、24万円分の所得を下げることができます。
これにより、両親、本人、高校生という4人世帯では約461万円が年収の上限でしたが、485万円まで増えます。
他にも、次のように所得を下げることのできる控除があります。
【雑損控除】【医療費控除】障害者控除】【ひとり親控除】
【寡婦控除】【勤労学生控除】
こういった制度は知らないと損なので、情報収集を積極的にしていきましょう♪
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